
逗子・葉山を拠点とする可愛らしい丸いロゴが目印の一色ボート。
「葉山一色のライフスタイルを体感できる」一色ボートを運営している斎藤淳太さん。
今回はそんな斎藤さんに、「アウトドア×ライフスタイル」をテーマにお話をお伺いします。
葉山一色のライフスタイルを体感できるボートハウス
ー本日はよろしくお願いいたします!まず始めに齋藤さんが運営されている一色ボートについて簡単にご説明いただけますか?
(齋藤さん)
一色ボートは葉山一色ならではのライフスタイルをテーマにしたブランドです。
また、手ぶらで「葉山一色のライフスタイルを体感できるボートハウス」です。
ボートやサーフボード、SUPボードなど、マリンアクティビティギアのレンタルを行なっていて、自然と生活が近い一色ならではのライフスタイルを体感することができます。
また、陸の拠点として一色ベースがあります。一色ベースでは食事をとったりワークショップに参加することができます。
「自分のブランドを持ちたい」
ーご紹介いただきありがとうございます。ライフスタイルをテーマにした総合ブランドなんですね!では、なぜ齋藤さんは一色アウトドアーズを始められたのですか?
(齋藤さん)
それは「自分のブランドを持ちたい」という想いがあったからです。
僕は長年のキャリアで、ディズニーや21世紀FOX、カプコンなどのキャラクタービジネスやそのブランディングに携わってきました。
※ブランディング・・・ある商品やサービス、コンテンツに特定のイメージを与えること。
そこでいわば他人のブランドを使って仕事をする中で、「自分のブランドを持ちたい」と思うようになりました。
そんなときに、タイミングよくボート屋の先代が後継者を探していて、手を挙げたことが一色アウトドアーズを始めたきっかけです。
実は、一色ボートは、先代の時代には貸しボートのみを行っていたんですよ。そこにSUPやサーフィン、自転車などのアウトドアと一色のライフスタイルをテーマに大きく生まれ変わったんです。そして一色ボートを数年やるうちに、一色ならではのライフスタイルをより楽しむために陸の拠点が欲しくなって一色ベースを立ち上げました。

「転換ではなくプラス」
ー今の一色ボートになるまでに、そんな経緯があったんですね!長年のキャリアから、独立してボートハウスの経営にうつる中で、転換や困難が多くあったと思いますがいかがでしたか?
(齋藤さん)
転換ではなくプラスだと考えています。
ボートハウスの経営自体は新しいことですが、全体を通して僕が取り組んでいることは「一色ブランド」の認知拡大です。
つまり、自分の生み出したコンテンツのブランディングを行っているんです。
「一色ブランド」は今はまだあまり知られていません。
「一色ってどんなブランドなんだろう?」「一体なんなんだろう?」という一色ブランドへの認知を「ローカル体験ができる場」というブランディングを行い、ビジネスを普及していきます。
一色ならではのライフスタイル
ーなるほど!ローカル体験ができる場としてのブランド、すごく素敵ですね!ところで「一色ならではのライフスタイル」とは具体的にどのような様子なのでしょうか?
(齋藤さん)
「自然が身近にあるライフスタイル」だと思います。
目を覚ましたらコーヒーを淹れて、マグカップ片手に海まで散歩。波を見てその日に何のアクティビティに取り組むか悩む。「いい波が来てるからサーフィンにしよう。」散歩から帰って残ってる企画書に取り組んで。休憩がてらサーフィンに出かける。
そんなライフスタイルは理想止まりではなく、葉山では実際に行っている人がいるんです。
また、葉山・一色は海のイメージが強くありますが、実は山もあります。
自転車に乗って山や棚田に遊びに行く。それもローカルならではの楽しみ方ではないでしょうか。
ー一色ボートに来たらそんなローカル体験が気軽に楽しめるんですね!
(齋藤さん)
そうですね!
一色ボートでは、一色ならではの海を楽しんでもらうために多くのマリンギアのレンタルを行っています。そしてそのマリンギアも「安かろう、悪かろう」ではなく、「自分が本当に持っておきたいもの」を選んでいます。
もちろん、ローカル体験は海だけではありません。
陸の拠点であるここ一色ベースでもローカル体験ができるんです。
ここ一色ベースでは食事や酒類の提供を行っています。
そして店内では、不定期でワークショップやライブを開催しています。ローカルと直接話すことで、ローカルの生活に溶け込むことが出来ます。
世界に広げる「〇〇ベース」
ー自分がSUPの体験に来たときも、ローカルのサーフィン好きの人と仲良くなれました!「ローカル体験の場」としての一色ボート、今後の展望はどうお考えでしょうか?
(齋藤さん)
今後は世界各地に「〇〇ベース」を拡大していきたいですね。
例えば国内では「白馬ベース」、またハワイだったら「ホノルルベース」やカリフォルニアでは「マリブベース」などが想像できます。
それぞれの土地ならではのローカル体験をしつつ、それぞれを行き来できるのが一つの理想の形としてあります。
そしてその土地のライフスタイルを「いいな!」と思ってもらうためにはどこかにアウトドアの要素があればいいなと思っています。
もちろん織物やジュエリー作成、海岸で拾った貝殻をアクセサリーにするなど、ワークショップといった海以外のローカル体験も考えられますね。
ー世界に広がる「〇〇ベース」すごく面白そうですね!
ただ、それに関してはまだ夢の段階です(笑)
目先では、よりローカルを体験してもらうために、ガイドの拡充を進めています。
今はレンタルが中心になっていますが、ギアを貸し出すだけではなく、
大枠の希望からその人や天気にあったコンシェルジュのようなガイドがあれば面白いと思います。

「一色ボートで自分らしい生き方を見つけて欲しい」
ー最後に、齋藤さんご自身の想いをお聞かせ願えますか?
(齋藤さん)
はい、一色ボートを通して自分らしい生き方を見つけて欲しいと思います。
「自分の生活を楽しくしたい」という思いはみんな持っていると思います。一色ベースに来てローカル体験をすることで、「こんなライフスタイルもあるんだ!」と、それぞれの価値観に合った楽しみ方を見出してくれたら嬉しいです。
そして、その過程で「一色ベース的な価値観」を作っていきたいです。それは、実際に葉山一色に住むローカルが実践している、海で遊んだり自然を満喫しながら、生活するという価値観です。
ー僕も一色ボートを通して「自分らしい生き方」について改めて考えさせられました。今日はどうもありがとうございました!
さいごに
夢や想いを語る齋藤さんの目は輝いていた。それは齋藤さん自身が「自分らしいライフスタイル」を実践しているからこそなのだろう。
一色ボートは次々と新しいことに取り組む。「一色ボート」のブランドが浸透することで、避暑地として有名な葉山・一色を代表するブランドになるだろう。また一色という土地にとどまらない有名ブランドになる将来が楽しみだ。
「「自分らしいライフスタイルを見つけてほしい」一色ボート・齋藤淳太さん」への1件の返信
[…] ▼齋藤さんへのインタビュー記事はこちらhttps://spark-pjt.com/isshiki-boat-saitosan/ […]