「このにんじんジュース、本当に砂糖が入っていないの!?」 原材料は知床・斜里町で作られたにんじんと風味づけのレモンだけ。それなのに、砂糖不使用を疑うくらい甘いにんじんジュースがあります。 実はこのにんじんジュース、知床の地で約25年前に農家の抱える課題と農協職員の想いがかけ合わさって生まれた一品です。 この記事では「知床ならでは」を感じられる、にんじんジュースをテーマに、その誕生に隠された想い、そして実際にどこで購入することができるかまで、詳しくご紹介します。 実際に現地に行って話を聞いてきたからこその、生の情報をお届けいたします。ぜひ最後までご一読ください。 にんじんジュースの誕生:農家の抱える課題と農協職員の想い 今回お話をお伺いするのは、しれとこ斜里農業協同組合の篠原さん。 素敵な笑顔が印象的な篠原さんは、現在にんじんジュースをはじめとした農産加工品のプロデュースや販売などに携わります。 ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、にんじんジュースはいつから作られているのでしょうか。 よろしくお願いします! 実際に、にんじんジュースを販売開始したのは平成9年(1997年)と聞いています。 販売にあたっての試作を含めるともう少し前から作られていたと思います。 ーそうなんですね。26年もの歴史があるにんじんジュースですが、なぜ製造を開始することになったのでしょうか。 きっかけは外部からのお声がけでしたが、当時にんじん農家の方が抱えていた「ある2つの課題」を解決したいと当時の農協職員が動いたことが背景にありました。 知床・斜里のにんじん農家が抱えていた「ある2つの課題」 春先に畑から斜里岳を望む ーそうだったんですね。「ある2つの課題」について詳しくお伺いできますか? それは「規格外品の発生」と「大規模農業化」です。それぞれについて詳しくお話ししますね。 規格外品の発生 まず1つ目の「規格外品の発生」についてです。 当たり前ですが、実際に作られた野菜が全て皆さんの手元に届くわけではないんです。 悪くなっている野菜が除かれるのはもちろんですが、多少形が悪かったり、少し割れていたり。それだけで毎年5割以上、悪い年では8割近くのにんじんが規格外品となっていました。 もちろん、規格外品の中でも程度によっては販路があったり、家畜の餌として利用できる部分もありますが、それでも処理しきれない部分は廃棄されていました。 今もそうですが、当時の担当者の中にも「味は変わらないのにもったいないな」と思うと同時に、「そういったものを利用して何かできないか」という考えがありました。 道東エリアでの大規模農業化 次に2つ目の「道東エリアでの大規模農業化」についてお話ししますね。 知床斜里町が位置する北海道の道東エリアは、日本の中でも有数の大規模農業エリアとして知られています。 一経営体当たり経営耕地面積(農業経営体)該当するエリアのすべての農地の大きさを、そのエリアで操業する農家の数で割った数値。2020年のにんじんの作付け面積について、北海道を除く全国の平均が一経営体あたり0.38haなのに対して、知床・斜里町は一経営体あたり3.07haと、全国平均の約8倍もの農地の広さを誇る。 引用:農林水産省・農林水産統計 大規模農業では、それだけ農業機械の力が必要になります。その農業機械を導入する費用負担は農家の方にとってかなり大きいものだったと聞いています。 農家の方が機械の費用を捻出するために農協として何かできることはないか、と考えた事業の側面もあったと聞いています。 ーなるほど!当時の農家の方が抱えていた「規格外品の発生」と「大規模農業化」に伴う課題を解決したいという農協職員の方の想いが形になり、にんじんジュースが誕生したんですね。 そうですね! それに加えてにんじんジュースの誕生から今に至るまで、私を含めた担当職員は、共通するある想いを持って携わってきました。 誕生から26年・担当者が変わっても変わらないある想い ー約25年変わらない想い。それはどのような想いでしょうか? 当然ではありますが、「斜里の野菜の良さを知ってほしい」という想いです。 斜里町の農業に農協職員という立場で関わる以上は、斜里の野菜を世の中に広めたい、そして「斜里の野菜はいい野菜だね!」と言われたいですね。 斜里の野菜や農作物は本当にいいものなので、斜里でとれた美味しい野菜や農作物をみんなに食べてもらいたいと思っています。 ー素敵ですね!実際ににんじんジュースや他の加工品、そして斜里町で採れた野菜をいただきましたが、どれも本当に美味しかったです。 ありがとうございます! 直近では、「斜里の野菜の良さを知ってほしい」という想いを実現するために、SNSやECサイトの開設をしました。 SNSでは、にんじんジュースなどの加工品について情報発信をしています。 JA知床しゃりのinstagramでは素敵な写真が投稿されている https://www.instagram.com/ja_shiretokoshari/ また、ECサイトでは遠くにお住まいの方でも、気軽に商品を購入いただけます。 https://www.ja-shiretokosharishop.com/ 「にんじんと聞いて逃げ出す人ほど、飲んでみてほしい」にんじんジュースへのこだわり ー「にんじんと聞いて逃げ出す人ほど、飲んでみてほしい」と書いてあるポスターをみました。実際に飲んでみて非常に爽やかで美味しかったのですが、どこにこだわりをお持ちでしょうか? にんじんジュースに実際に携わって驚いたのが、にんじんとレモンだけで作られているところ。そして、そこがこだわりですね。 原材料が2つだけと聞くと、土臭いドロッとしたにんじんの風味を想像されると思うのですが、そうではないんです。 私も野菜ジュースはそんなに好きではないのですが、このジュースならスッキリした風味で美味しく飲めるな、と思いました。 だからこそにんじんが苦手な人にこそ、一度は飲んでほしいと思っています。 ーあまりにんじんが好きでない自分でも箱買いしてしまいました(笑)ちなみに商品はどちらで購入できるのでしょうか? ありがとうございます! 商品は、斜里町内でしたらさまざまな場所で購入することができます。先ほどお話ししたようにECサイトでも販売しているので、知床にお住まいでなくてもお買い求めいただけます。 https://www.ja-shiretokosharishop.com/ ーそうなんですね!ぜひこちらから買ってみますね。今日はありがとうございました。 ありがとうございました! まとめ ここまで、JAしれとこ斜里が手がけるにんじんジュースについて、その誕生秘話をご紹介しました。 この記事の内容をまとめると以下のようになります。 にんじんジュースは、当時の農家が抱えていた「規格外品の発生」と「大規模農業化」の2つの課題を解決したいという、当時の農協職員の想いが形になったもの 「斜里の野菜の良さを知ってほしい」という担当者の純粋な想いが綿々と紡がれてきた 日本中どこにいてもJAしれとこ斜里のECサイトで購入できる にんじんと聞いて逃げ出す人も、にんじんが好きな人も、ぜひ想いが詰まったにんじんジュースを飲んでみてください。 また、今回お話をお伺いしたJAしれとこ斜里の篠原さんの想いについて、詳しくお話を聞いた記事についてはこちらをご覧ください。 https://spark-pjt.com/jashiretoko-interview
知床半島に位置する斜里町で農家の長男として生まれ、現在はJAしれとこ斜里の職員として働く篠原さん。 紆余曲折ありながらも農業と斜里町に関わり続けたこれまでの人生について、「本当にたまたまです」と笑いながら話します。 篠原さんは、斜里町で採れた農産物を加工品として全国に届けるJAでの仕事の傍ら、「知床学」という地元の高校生に、知床の魅力を伝える授業にも携わります。 この記事では、静かに燃える知床愛に溢れる篠原さんの、知床・斜里町への想いをお伺いします。ぜひ最後までご一読ください。 「たまたま」農業と斜里町に関わり続けた40年間 ー簡単に篠原さんのこれまでのご経歴をお伺いできますか? 斜里町の農家の長男として生まれ、高校まで地元斜里町で過ごしました。 農業系の大学への進学をきっかけに、斜里町を離れて隣町である網走市へ行きました。大学の間はたくさん遊びましたね(笑) 帰省の際にたまたま目にした農協の広報誌をきっかけに、江別市にある北海道農業協同組合学校(現JAカレッジ)に1年間通いました。その後、斜里町のJAの職員として採用されて今に至ります。 ー今までずっと農業と斜里町に関係されているんですね! これは本当に、全てたまたまなんですよ。 もちろん農家の長男だったから農業系の大学に進学した、と言うのはあったかもしれませんが、農協学校に入ったのも、JAの職員として斜里町で働いているのも、本当に偶然が重なっただけなんです。 ーそうなんですね。今はJAしれとこ斜里の職員として働いていると思うのですが、具体的にはどのような事業に携わっていらっしゃるのでしょうか? 今は、斜里町でとれた農産物を使った農産加工品の販売・プロデュースと、人手不足の農家さんの人材を確保する仕事に携わっています。 篠原さんが手がけるにんじんジュース・JAしれとこ斜里ご提供 また、JAの外での活動として、地元の斜里高校で「知床学」という授業の講師として高校生に斜里の魅力について伝えています。 ※知床学とは、知床にある斜里高校で行われている独自カリキュラム。地域内外の人材を講師に招き、知床の魅力や課題について学ぶ。 ー手広くさまざまなことに取り組んでいらっしゃるんですね。JAしれとこ斜里の出している農産加工品、どれも美味しかったです! ありがとうございます! にんじんジュースをはじめ、斜里町で採れた小麦を使った袋麺や、お菓子などさまざまな加工品があるのでぜひ召し上がってみてください。 JAしれとこ斜里のオンラインショップではさまざまな加工品を購入できる。https://www.ja-shiretokosharishop.com/ にんじんジュースの誕生に隠された背景や想いについて詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご一読ください。 ▼にんじんジュース記事リンク 篠原さんの想い:「農家さんや地元に還元したい」 学生時代を除いて、ほとんどの時間を斜里町で過ごした篠原さん。学生時代やJAでの経験を通してある想いを抱いていると話します。 最近になってますます「自分の仕事や活動を通して農家さんや地元に還元したい」と思っていますね。 大学生時代のほとんどを斜里町で過ごしたという点での思い入れもありますが、JAでの仕事を通して「農家さんのためになりたい」と心の底から思うようになりました。 JAでは入組から融資担当から監査業務、畜産課など、さまざまな仕事に取り組みました。そこでは実際に農家さんと一緒に汗を流したり、農家さんの悩みを直接聞く機会もあったんです。 もちろん、農産加工品の売り上げを増やすなど、個人的に成し遂げたいこともありますが、それも結局は「農家さんのためになりたい」と思っているからですね。 種まきの風景・JAしれとこ斜里ご提供 ー現在プロデュースされている農産加工品も同じ想いなんですね。 そうですね。 もちろん斜里の農産物をPRしたいという思いもありますが、根本では農産加工品を通して農家さんや地元に還元したいと考えています。 農産品は、国内外の情勢や政策によって大きく価格が左右されてしまうような、少し不安定な側面があります。 農産加工品の規模が大きくなってJAしれとこ斜里の一つの柱の事業になれば、安定して組合員である農家さんに還元できます。 農家の手取りが増えて、農協の経営が良くなれば斜里の農業が発展しますよね。そして商品を手に取った人が「これ美味しい!」「使いやすい!」「また買おう」となってくれれば嬉しいですね。 そんないい循環を生み出したいと思っています。 ー素敵ですね!高校で知床学を教えられているのも還元の一環なのでしょうか? はい、僕が高校生の頃は「知床学」のような地元を知ることができる授業って一切なかったんです。 地元にどんな産業があって、その産業がどのようなものなのかもわかっていませんでした。 今後、知床学を受けた学生たちが都会に出て行ったとしても、頭の片隅に斜里町の課題や魅力を知っていてほしいです。 彼らがどんな仕事に関わったとしても、「これを斜里町で展開したらどうなるんだろう」のように考えてもらうきっかけになれば嬉しいですね。そしてそれって町にとってすごくいいことだと思うんですよね。 今後の展望:還元の循環を加速させる ー今後、その想いを届けていくためにどのようなことを考えられていますか? やっぱり、農家さんと農協、そして地元の人をはじめとする消費者とのいい循環をもっと大きくしていきたいですね。 そのために、にんじんジュースをはじめとした農業加工品の販売にはもっと力を入れていきたいです。 何よりも、地元の人をはじめとした消費者に、知床斜里の商品が気に入られることが重要ですよね。 地道ですが、最初に手にとっただけでは終わらない、気に入ってもらえるようなものを作り続けていきたいです。 ーJAしれとこ斜里の一ファンとして今後とも応援しています!今日はありがとうございました。 ありがとうございました。 取材の終わりに 嘘偽りなく、心の底から「農家さんや地元に還元したい」と話す篠原さん。 にこやかに、そして熱く斜里の未来について語ってくれました。 そして、篠原さんがプロデュースする農産加工品はどれも美味しいものばかり。 にんじんジュースについての特集はこちらの記事をご覧ください。 ▼知床斜里のにんじんジュース | 農家と農協職員の想いが形になって誕生した!26年前の誕生秘話
圧巻の大自然を味わうことができる北海道・知床。 ドライブや遊覧船など、さまざまな方法で知床の魅力を楽しむことができます。 その中でも、ディープな知床を味わいたいのであれば、知床の地で長くガイドを営む「知床山考舎」がおすすめ! この記事では以下の内容を中心に、知床山考舎さんに実際にインタビューした生の情報をお伝えします。 ・なぜ知床山考舎がおすすめなのか・どのような体験を楽しむことができるのか 知床に行ったことがある人も、行ったことがない人も、最大限知床を楽しむ情報を知るために必見の情報です。 ぜひ最後までご一読ください。 知床山考舎とは? 知床山考舎とは、2003年に設立された知床エリアを中心とした山岳ガイド会社です。 「知床の山をこれからも多くの人に楽しんでもらうために何ができるか考えて行動していく」という代表の滝澤さんの想いにより運営されています。 代表の滝澤さんの想いについて興味のある方はこちらの記事をご一読ください。 https://spark-pjt.com/shiretoko-sankosha-interview/ 滝澤さんは知床エリアでの登山ガイドの第一人者であり、知床山考舎では知床の山々を楽しむことができます。 知床エリアでの登山がおすすめな理由:「とにかくすごい密度」 知床エリアを楽しむ方法は無数にありますが、ディープな知床を味わいたいのであれば登山がおすすめ。 その理由は「とにかく密度がすごいから」。 知床山考舎代表・滝澤大徳さん 知床山考舎の代表・滝澤さんは知床の山についてこのように話します。 「山と海とすごくダイナミックな景色を楽しむことができます。 もちろん見た目だけでなく、環境の変化の仕方もダイナミックなんです。 羅臼岳は1661mしかないけど、本州の北アルプスの2800-2900mの環境に匹敵すると言われています。 幅の狭い知床半島に垂直面がぎゅっと押し込まれているわけだから、その分濃い環境を味わうことができますよ。」 知床を代表する羅臼岳 知床には、何万年も前の火山活動によって形成された急峻な山々や、切り立つ海岸線が広がります。 オホーツク海と太平洋を分けるように突き抜けた狭い半島に、豊かな自然がぎゅっと詰まっています。 知床山考舎が、初心者にも玄人にもおすすめな3つの理由 ここまで、知床での登山の魅力についてご紹介しました。 ここからは、知床で登山をするときに、知床山考舎が誰にとってもおすすめな以下の3つの理由について詳しくご説明します。 安全性が高いこと 経験豊富なガイド 幅広い対応力 それぞれについて詳しく見ていきましょう。 理由1. 安全性が高いこと まず1つめに、知床山考舎の高い水準での安全対策により、安全性が高いことが挙げられます。 登山には魅力が多くありますが、その一方で危険も多く存在します。 知床山考舎の代表・滝澤さんや他のスタッフの方は2003年のガイド会社設立以来、高い安全性を保つために認定制度の受講など、自己研鑽を続けています。 また、ツアー中の衛星携帯電話の導入や、冬山登山における雪崩対策のためにアバランチトランシーバ(雪崩ビーコン)を導入したり、高い安全性を保っています。 理由2. 経験豊富なガイド 2つ目に、知床山考舎の豊富なガイド経験がおすすめな理由として挙げられます。 知床山考舎の代表・滝澤さんは、実際に知床エリアに在住するガイドというだけでなく、登山道の整備などにも携わるなど豊かな経験を持ちます。 冬の知床連山での滝澤さん・知床山考舎さまご提供 知床の山について誰よりも考えて、実際に行動している知床山考舎だからこそ、安心してガイドに参加することができます。 理由3. 幅広い対応力 知床山考舎では、決められたルートを、ただガイドについていく形式のツアーではなく「その人が何を求めているのか」を重視してガイドをしています。 これはプライベートガイドだけでなく、気軽に参加できるスケジュールガイドでも、その姿勢を貫いています。 「知床の山でこんなことがしたい」「この景色を絶対に見たい」という思いが強い人は、知床山考舎がおすすめです。 ツアー中の景色・知床山考舎さまご提供 ここまでご紹介したように、知床山考舎は不安なことが多い登山の初心者の方にとっても、より高みを目指したい上級者の方にとってもおすすめな山岳ガイドです。 知床山考舎のおすすめアクティビティ2選 ここからは、知床山考舎が提供するアクティビティについて、以下の2つのジャンルをご紹介します。 ・トレッキング・ハイキング どちらのアクティビティも知床の大自然を味わい尽くすことができます。 それでは詳しく見ていきましょう。 1.トレッキング まず初めにご紹介するのは、「知床山考舎」の名前にもある「山」のアクティビティであるトレッキングです。 羅臼岳山頂からの眺め・知床山考舎さまご提供 知床山考舎の代表・滝澤さんは知床の魅力について「広がり的には狭いのかもしれないけど、密度が高く、自然が広がっている」と語ります。 そして同時に「知床連山は海に突き出ていて、山に登りながら海を眺めることができますが、そんな環境ってあまりないですよね。」とも話します。 オホーツク海と太平洋を分けるように突き抜けた半島には、大自然がぎゅっと詰まっていて、登山ではその大自然を全て楽しむことができます。 滝澤さんの言葉に興味のある方はこちらの記事もご覧ください https://spark-pjt.com/shiretoko-sankosha-interview/ 大迫力のテント場・知床山考舎さまご提供 知床山考舎では、参加者に合わせたさまざまなプランがあり、多くの楽しみ方を提供しています。 詳しくは知床山考舎の公式HPをご覧ください。 ▼知床山考舎・公式HPhttp://info.trek-shiretoko.com/?page_id=2135 2.ハイキング トレッキングよりも手軽に知床を楽しみたい方におすすめなのがハイキングです。 夏には羅臼湖や硫黄山新噴火口をハイキング、冬にはスノーシューを履いて瑠辺斯岳や天頂山などを楽しむことができます。 硫黄を含んだ蒸気が立ち上る噴火口は圧巻そのもの・知床山考舎さまご提供 トレッキングに比べて手軽なので、天候が悪くて元の予定を楽しむことができないといった時でも知床の織りなす大自然を満足に味わうことができます。 スノーシューでたどり着いた絶景・知床山考舎さまご提供 まとめ この記事では知床の大自然を堪能するために、おすすめなアクティビティについてご紹介しました。 記事の内容をまとめると以下のようになります。 知床山考舎は20年近く知床エリアの山々を思って行動を続ける山岳ガイド会社 知床エリアは大自然の密度が高く、登山がおすすめ 知床山考舎は初心者にも玄人にもおすすめ また、知床山考舎の代表・滝澤さんは非常に素敵な想いを持って山岳ガイドを続けています。 ぜひこちらの記事もご覧ください。 https://spark-pjt.com/shiretoko-sankosha-interview/
「このにんじんジュース、本当に砂糖が入っていないの!?」 原材料は知床・斜里町で作られたにんじんと風味づけのレモンだけ。それなのに、砂糖不使用を疑うくらい甘いにんじんジュースがあります。 実はこのにんじんジュース、知床の地で約25年前に農家の抱える課題と農協職員の想いがかけ合わさって生まれた一品です。 この記事では「知床ならでは」を感じられる、にんじんジュースをテーマに、その誕生に隠された想い、そして実際にどこで購入することができるかまで、詳しくご紹介します。 実際に現地に行って話を聞いてきたからこその、生の情報をお届けいたします。ぜひ最後までご一読ください。 にんじんジュースの誕生:農家の抱える課題と農協職員の想い 今回お話をお伺いするのは、しれとこ斜里農業協同組合の篠原さん。 素敵な笑顔が印象的な篠原さんは、現在にんじんジュースをはじめとした農産加工品のプロデュースや販売などに携わります。 ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、にんじんジュースはいつから作られているのでしょうか。 よろしくお願いします! 実際に、にんじんジュースを販売開始したのは平成9年(1997年)と聞いています。 販売にあたっての試作を含めるともう少し前から作られていたと思います。 ーそうなんですね。26年もの歴史があるにんじんジュースですが、なぜ製造を開始することになったのでしょうか。 きっかけは外部からのお声がけでしたが、当時にんじん農家の方が抱えていた「ある2つの課題」を解決したいと当時の農協職員が動いたことが背景にありました。 知床・斜里のにんじん農家が抱えていた「ある2つの課題」 春先に畑から斜里岳を望む ーそうだったんですね。「ある2つの課題」について詳しくお伺いできますか? それは「規格外品の発生」と「大規模農業化」です。それぞれについて詳しくお話ししますね。 規格外品の発生 まず1つ目の「規格外品の発生」についてです。 当たり前ですが、実際に作られた野菜が全て皆さんの手元に届くわけではないんです。 悪くなっている野菜が除かれるのはもちろんですが、多少形が悪かったり、少し割れていたり。それだけで毎年5割以上、悪い年では8割近くのにんじんが規格外品となっていました。 もちろん、規格外品の中でも程度によっては販路があったり、家畜の餌として利用できる部分もありますが、それでも処理しきれない部分は廃棄されていました。 今もそうですが、当時の担当者の中にも「味は変わらないのにもったいないな」と思うと同時に、「そういったものを利用して何かできないか」という考えがありました。 道東エリアでの大規模農業化 次に2つ目の「道東エリアでの大規模農業化」についてお話ししますね。 知床斜里町が位置する北海道の道東エリアは、日本の中でも有数の大規模農業エリアとして知られています。 一経営体当たり経営耕地面積(農業経営体)該当するエリアのすべての農地の大きさを、そのエリアで操業する農家の数で割った数値。2020年のにんじんの作付け面積について、北海道を除く全国の平均が一経営体あたり0.38haなのに対して、知床・斜里町は一経営体あたり3.07haと、全国平均の約8倍もの農地の広さを誇る。 引用:農林水産省・農林水産統計 大規模農業では、それだけ農業機械の力が必要になります。その農業機械を導入する費用負担は農家の方にとってかなり大きいものだったと聞いています。 農家の方が機械の費用を捻出するために農協として何かできることはないか、と考えた事業の側面もあったと聞いています。 ーなるほど!当時の農家の方が抱えていた「規格外品の発生」と「大規模農業化」に伴う課題を解決したいという農協職員の方の想いが形になり、にんじんジュースが誕生したんですね。 そうですね! それに加えてにんじんジュースの誕生から今に至るまで、私を含めた担当職員は、共通するある想いを持って携わってきました。 誕生から26年・担当者が変わっても変わらないある想い ー約25年変わらない想い。それはどのような想いでしょうか? 当然ではありますが、「斜里の野菜の良さを知ってほしい」という想いです。 斜里町の農業に農協職員という立場で関わる以上は、斜里の野菜を世の中に広めたい、そして「斜里の野菜はいい野菜だね!」と言われたいですね。 斜里の野菜や農作物は本当にいいものなので、斜里でとれた美味しい野菜や農作物をみんなに食べてもらいたいと思っています。 ー素敵ですね!実際ににんじんジュースや他の加工品、そして斜里町で採れた野菜をいただきましたが、どれも本当に美味しかったです。 ありがとうございます! 直近では、「斜里の野菜の良さを知ってほしい」という想いを実現するために、SNSやECサイトの開設をしました。 SNSでは、にんじんジュースなどの加工品について情報発信をしています。 JA知床しゃりのinstagramでは素敵な写真が投稿されている https://www.instagram.com/ja_shiretokoshari/ また、ECサイトでは遠くにお住まいの方でも、気軽に商品を購入いただけます。 https://www.ja-shiretokosharishop.com/ 「にんじんと聞いて逃げ出す人ほど、飲んでみてほしい」にんじんジュースへのこだわり ー「にんじんと聞いて逃げ出す人ほど、飲んでみてほしい」と書いてあるポスターをみました。実際に飲んでみて非常に爽やかで美味しかったのですが、どこにこだわりをお持ちでしょうか? にんじんジュースに実際に携わって驚いたのが、にんじんとレモンだけで作られているところ。そして、そこがこだわりですね。 原材料が2つだけと聞くと、土臭いドロッとしたにんじんの風味を想像されると思うのですが、そうではないんです。 私も野菜ジュースはそんなに好きではないのですが、このジュースならスッキリした風味で美味しく飲めるな、と思いました。 だからこそにんじんが苦手な人にこそ、一度は飲んでほしいと思っています。 ーあまりにんじんが好きでない自分でも箱買いしてしまいました(笑)ちなみに商品はどちらで購入できるのでしょうか? ありがとうございます! 商品は、斜里町内でしたらさまざまな場所で購入することができます。先ほどお話ししたようにECサイトでも販売しているので、知床にお住まいでなくてもお買い求めいただけます。 https://www.ja-shiretokosharishop.com/ ーそうなんですね!ぜひこちらから買ってみますね。今日はありがとうございました。 ありがとうございました! まとめ ここまで、JAしれとこ斜里が手がけるにんじんジュースについて、その誕生秘話をご紹介しました。 この記事の内容をまとめると以下のようになります。 にんじんジュースは、当時の農家が抱えていた「規格外品の発生」と「大規模農業化」の2つの課題を解決したいという、当時の農協職員の想いが形になったもの 「斜里の野菜の良さを知ってほしい」という担当者の純粋な想いが綿々と紡がれてきた 日本中どこにいてもJAしれとこ斜里のECサイトで購入できる にんじんと聞いて逃げ出す人も、にんじんが好きな人も、ぜひ想いが詰まったにんじんジュースを飲んでみてください。 また、今回お話をお伺いしたJAしれとこ斜里の篠原さんの想いについて、詳しくお話を聞いた記事についてはこちらをご覧ください。 https://spark-pjt.com/jashiretoko-interview
知床半島に位置する斜里町で農家の長男として生まれ、現在はJAしれとこ斜里の職員として働く篠原さん。 紆余曲折ありながらも農業と斜里町に関わり続けたこれまでの人生について、「本当にたまたまです」と笑いながら話します。 篠原さんは、斜里町で採れた農産物を加工品として全国に届けるJAでの仕事の傍ら、「知床学」という地元の高校生に、知床の魅力を伝える授業にも携わります。 この記事では、静かに燃える知床愛に溢れる篠原さんの、知床・斜里町への想いをお伺いします。ぜひ最後までご一読ください。 「たまたま」農業と斜里町に関わり続けた40年間 ー簡単に篠原さんのこれまでのご経歴をお伺いできますか? 斜里町の農家の長男として生まれ、高校まで地元斜里町で過ごしました。 農業系の大学への進学をきっかけに、斜里町を離れて隣町である網走市へ行きました。大学の間はたくさん遊びましたね(笑) 帰省の際にたまたま目にした農協の広報誌をきっかけに、江別市にある北海道農業協同組合学校(現JAカレッジ)に1年間通いました。その後、斜里町のJAの職員として採用されて今に至ります。 ー今までずっと農業と斜里町に関係されているんですね! これは本当に、全てたまたまなんですよ。 もちろん農家の長男だったから農業系の大学に進学した、と言うのはあったかもしれませんが、農協学校に入ったのも、JAの職員として斜里町で働いているのも、本当に偶然が重なっただけなんです。 ーそうなんですね。今はJAしれとこ斜里の職員として働いていると思うのですが、具体的にはどのような事業に携わっていらっしゃるのでしょうか? 今は、斜里町でとれた農産物を使った農産加工品の販売・プロデュースと、人手不足の農家さんの人材を確保する仕事に携わっています。 篠原さんが手がけるにんじんジュース・JAしれとこ斜里ご提供 また、JAの外での活動として、地元の斜里高校で「知床学」という授業の講師として高校生に斜里の魅力について伝えています。 ※知床学とは、知床にある斜里高校で行われている独自カリキュラム。地域内外の人材を講師に招き、知床の魅力や課題について学ぶ。 ー手広くさまざまなことに取り組んでいらっしゃるんですね。JAしれとこ斜里の出している農産加工品、どれも美味しかったです! ありがとうございます! にんじんジュースをはじめ、斜里町で採れた小麦を使った袋麺や、お菓子などさまざまな加工品があるのでぜひ召し上がってみてください。 JAしれとこ斜里のオンラインショップではさまざまな加工品を購入できる。https://www.ja-shiretokosharishop.com/ にんじんジュースの誕生に隠された背景や想いについて詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご一読ください。 ▼にんじんジュース記事リンク 篠原さんの想い:「農家さんや地元に還元したい」 学生時代を除いて、ほとんどの時間を斜里町で過ごした篠原さん。学生時代やJAでの経験を通してある想いを抱いていると話します。 最近になってますます「自分の仕事や活動を通して農家さんや地元に還元したい」と思っていますね。 大学生時代のほとんどを斜里町で過ごしたという点での思い入れもありますが、JAでの仕事を通して「農家さんのためになりたい」と心の底から思うようになりました。 JAでは入組から融資担当から監査業務、畜産課など、さまざまな仕事に取り組みました。そこでは実際に農家さんと一緒に汗を流したり、農家さんの悩みを直接聞く機会もあったんです。 もちろん、農産加工品の売り上げを増やすなど、個人的に成し遂げたいこともありますが、それも結局は「農家さんのためになりたい」と思っているからですね。 種まきの風景・JAしれとこ斜里ご提供 ー現在プロデュースされている農産加工品も同じ想いなんですね。 そうですね。 もちろん斜里の農産物をPRしたいという思いもありますが、根本では農産加工品を通して農家さんや地元に還元したいと考えています。 農産品は、国内外の情勢や政策によって大きく価格が左右されてしまうような、少し不安定な側面があります。 農産加工品の規模が大きくなってJAしれとこ斜里の一つの柱の事業になれば、安定して組合員である農家さんに還元できます。 農家の手取りが増えて、農協の経営が良くなれば斜里の農業が発展しますよね。そして商品を手に取った人が「これ美味しい!」「使いやすい!」「また買おう」となってくれれば嬉しいですね。 そんないい循環を生み出したいと思っています。 ー素敵ですね!高校で知床学を教えられているのも還元の一環なのでしょうか? はい、僕が高校生の頃は「知床学」のような地元を知ることができる授業って一切なかったんです。 地元にどんな産業があって、その産業がどのようなものなのかもわかっていませんでした。 今後、知床学を受けた学生たちが都会に出て行ったとしても、頭の片隅に斜里町の課題や魅力を知っていてほしいです。 彼らがどんな仕事に関わったとしても、「これを斜里町で展開したらどうなるんだろう」のように考えてもらうきっかけになれば嬉しいですね。そしてそれって町にとってすごくいいことだと思うんですよね。 今後の展望:還元の循環を加速させる ー今後、その想いを届けていくためにどのようなことを考えられていますか? やっぱり、農家さんと農協、そして地元の人をはじめとする消費者とのいい循環をもっと大きくしていきたいですね。 そのために、にんじんジュースをはじめとした農業加工品の販売にはもっと力を入れていきたいです。 何よりも、地元の人をはじめとした消費者に、知床斜里の商品が気に入られることが重要ですよね。 地道ですが、最初に手にとっただけでは終わらない、気に入ってもらえるようなものを作り続けていきたいです。 ーJAしれとこ斜里の一ファンとして今後とも応援しています!今日はありがとうございました。 ありがとうございました。 取材の終わりに 嘘偽りなく、心の底から「農家さんや地元に還元したい」と話す篠原さん。 にこやかに、そして熱く斜里の未来について語ってくれました。 そして、篠原さんがプロデュースする農産加工品はどれも美味しいものばかり。 にんじんジュースについての特集はこちらの記事をご覧ください。 ▼知床斜里のにんじんジュース | 農家と農協職員の想いが形になって誕生した!26年前の誕生秘話
圧巻の大自然を味わうことができる北海道・知床。 ドライブや遊覧船など、さまざまな方法で知床の魅力を楽しむことができます。 その中でも、ディープな知床を味わいたいのであれば、知床の地で長くガイドを営む「知床山考舎」がおすすめ! この記事では以下の内容を中心に、知床山考舎さんに実際にインタビューした生の情報をお伝えします。 ・なぜ知床山考舎がおすすめなのか・どのような体験を楽しむことができるのか 知床に行ったことがある人も、行ったことがない人も、最大限知床を楽しむ情報を知るために必見の情報です。 ぜひ最後までご一読ください。 知床山考舎とは? 知床山考舎とは、2003年に設立された知床エリアを中心とした山岳ガイド会社です。 「知床の山をこれからも多くの人に楽しんでもらうために何ができるか考えて行動していく」という代表の滝澤さんの想いにより運営されています。 代表の滝澤さんの想いについて興味のある方はこちらの記事をご一読ください。 https://spark-pjt.com/shiretoko-sankosha-interview/ 滝澤さんは知床エリアでの登山ガイドの第一人者であり、知床山考舎では知床の山々を楽しむことができます。 知床エリアでの登山がおすすめな理由:「とにかくすごい密度」 知床エリアを楽しむ方法は無数にありますが、ディープな知床を味わいたいのであれば登山がおすすめ。 その理由は「とにかく密度がすごいから」。 知床山考舎代表・滝澤大徳さん 知床山考舎の代表・滝澤さんは知床の山についてこのように話します。 「山と海とすごくダイナミックな景色を楽しむことができます。 もちろん見た目だけでなく、環境の変化の仕方もダイナミックなんです。 羅臼岳は1661mしかないけど、本州の北アルプスの2800-2900mの環境に匹敵すると言われています。 幅の狭い知床半島に垂直面がぎゅっと押し込まれているわけだから、その分濃い環境を味わうことができますよ。」 知床を代表する羅臼岳 知床には、何万年も前の火山活動によって形成された急峻な山々や、切り立つ海岸線が広がります。 オホーツク海と太平洋を分けるように突き抜けた狭い半島に、豊かな自然がぎゅっと詰まっています。 知床山考舎が、初心者にも玄人にもおすすめな3つの理由 ここまで、知床での登山の魅力についてご紹介しました。 ここからは、知床で登山をするときに、知床山考舎が誰にとってもおすすめな以下の3つの理由について詳しくご説明します。 安全性が高いこと 経験豊富なガイド 幅広い対応力 それぞれについて詳しく見ていきましょう。 理由1. 安全性が高いこと まず1つめに、知床山考舎の高い水準での安全対策により、安全性が高いことが挙げられます。 登山には魅力が多くありますが、その一方で危険も多く存在します。 知床山考舎の代表・滝澤さんや他のスタッフの方は2003年のガイド会社設立以来、高い安全性を保つために認定制度の受講など、自己研鑽を続けています。 また、ツアー中の衛星携帯電話の導入や、冬山登山における雪崩対策のためにアバランチトランシーバ(雪崩ビーコン)を導入したり、高い安全性を保っています。 理由2. 経験豊富なガイド 2つ目に、知床山考舎の豊富なガイド経験がおすすめな理由として挙げられます。 知床山考舎の代表・滝澤さんは、実際に知床エリアに在住するガイドというだけでなく、登山道の整備などにも携わるなど豊かな経験を持ちます。 冬の知床連山での滝澤さん・知床山考舎さまご提供 知床の山について誰よりも考えて、実際に行動している知床山考舎だからこそ、安心してガイドに参加することができます。 理由3. 幅広い対応力 知床山考舎では、決められたルートを、ただガイドについていく形式のツアーではなく「その人が何を求めているのか」を重視してガイドをしています。 これはプライベートガイドだけでなく、気軽に参加できるスケジュールガイドでも、その姿勢を貫いています。 「知床の山でこんなことがしたい」「この景色を絶対に見たい」という思いが強い人は、知床山考舎がおすすめです。 ツアー中の景色・知床山考舎さまご提供 ここまでご紹介したように、知床山考舎は不安なことが多い登山の初心者の方にとっても、より高みを目指したい上級者の方にとってもおすすめな山岳ガイドです。 知床山考舎のおすすめアクティビティ2選 ここからは、知床山考舎が提供するアクティビティについて、以下の2つのジャンルをご紹介します。 ・トレッキング・ハイキング どちらのアクティビティも知床の大自然を味わい尽くすことができます。 それでは詳しく見ていきましょう。 1.トレッキング まず初めにご紹介するのは、「知床山考舎」の名前にもある「山」のアクティビティであるトレッキングです。 羅臼岳山頂からの眺め・知床山考舎さまご提供 知床山考舎の代表・滝澤さんは知床の魅力について「広がり的には狭いのかもしれないけど、密度が高く、自然が広がっている」と語ります。 そして同時に「知床連山は海に突き出ていて、山に登りながら海を眺めることができますが、そんな環境ってあまりないですよね。」とも話します。 オホーツク海と太平洋を分けるように突き抜けた半島には、大自然がぎゅっと詰まっていて、登山ではその大自然を全て楽しむことができます。 滝澤さんの言葉に興味のある方はこちらの記事もご覧ください https://spark-pjt.com/shiretoko-sankosha-interview/ 大迫力のテント場・知床山考舎さまご提供 知床山考舎では、参加者に合わせたさまざまなプランがあり、多くの楽しみ方を提供しています。 詳しくは知床山考舎の公式HPをご覧ください。 ▼知床山考舎・公式HPhttp://info.trek-shiretoko.com/?page_id=2135 2.ハイキング トレッキングよりも手軽に知床を楽しみたい方におすすめなのがハイキングです。 夏には羅臼湖や硫黄山新噴火口をハイキング、冬にはスノーシューを履いて瑠辺斯岳や天頂山などを楽しむことができます。 硫黄を含んだ蒸気が立ち上る噴火口は圧巻そのもの・知床山考舎さまご提供 トレッキングに比べて手軽なので、天候が悪くて元の予定を楽しむことができないといった時でも知床の織りなす大自然を満足に味わうことができます。 スノーシューでたどり着いた絶景・知床山考舎さまご提供 まとめ この記事では知床の大自然を堪能するために、おすすめなアクティビティについてご紹介しました。 記事の内容をまとめると以下のようになります。 知床山考舎は20年近く知床エリアの山々を思って行動を続ける山岳ガイド会社 知床エリアは大自然の密度が高く、登山がおすすめ 知床山考舎は初心者にも玄人にもおすすめ また、知床山考舎の代表・滝澤さんは非常に素敵な想いを持って山岳ガイドを続けています。 ぜひこちらの記事もご覧ください。 https://spark-pjt.com/shiretoko-sankosha-interview/